MEPSHITO は「制約システム」というテクニックを使って、 テレビゲームのようにリアルタイムでアニメーションを生成するための、 Scheme ライブラリです。 制約システムを使うことで、 従来のゲーム制作の現場では難しかった、 多様なアニメーションの表現が可能になります。
動作環境
Gauche 0.8.7 以上と、 Gauche-gl 0.4.1 以上がインストールされていれば、 どの OS でも動作します。
背景及び目的
(未踏ユース成果報告書より。)
近年、 3次元コンピュータグラフィクスの技術は 非常に高いレベルにまで達しており、 映画などのメディアにおける映像表現の技法として、 また現代アートの表現媒体として、 従来のものに取って代わるほどのスタンダードなものとなった。
しかし他方、 家庭用テレビゲームのようなユーザと対話的に動作するメディアに関しては、 実行時の処理の難しさから、 まだまだ貧弱な表現しか出来ていないと言わざるを得ない。
特に、ゲームキャラクターのアニメーションについては、 デザイナーが制作したアニメーションシーケンスを、 プログラム実行中にただ単調に繰り返し再生するだけであり、 丁寧に作られた人間のキャラクターであっても、 機械的な印象が強くなってしまうことが多い。
コンピュータグラフィクスを使って映像をつくり出す過程では、 技術的にもアート的にもさまざまな技法が組み合わされるが、 本プロジェクトではこれらのうち、 3次元モデルの形状のアニメーションと 対話的な入出力の取り扱いにスポットを当て、 従来とは違った視点でシステムを再構成し、 技術者やアーティストにとってより使いやすいものを提案することを目的としている。